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オメガ3脂肪酸は、ADHDの治療に役立つのか?という評価のレビュー論文 [ADHD]


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「注意欠陥/多動性障害の治療におけるオメガ3脂肪酸の重要な評価」

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4968854/

著者グループは、オランダの人。
手法はメタアナリシスで、2000~2015年の文献を参照している。

現在広く使用されているADHDの薬は、覚せい剤と同様のもので重篤な副作用や不耐性があるため、代替医療が探られている。

ADHD児とそうでない人の血液中のオメガ3多価不飽和脂肪酸を調べたところ、ADHD児の血中レベルが低いことが見られた。
オメガ3脂肪酸は、適切な脳機能の発育のための必須栄養素であり、ADHDに有益な効果をもたらす可能性がある。

この研究グループは、ADHDの効果的な治療の組み合わせと、オメガ3を含むサプリメントの安全性、忍容性を識別するために2000年から2015年の間に発表された研究をレビューした。
科学Webを検索して、25の研究を同定し、全体的には、ADHDの症状の緩和に効果があるということが言える。

オメガ3を含むサプリメントの忍容性は高く、副作用は軽いということがわかったが、軽度のADHD患者において、より有効であることをさらに研究する必要がある。
このサプリメントを使用することで、刺激薬の使用を減らせる可能性がある。

※オメガ3脂肪酸は、不飽和脂肪酸の一種。エイコサペンタ塩酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)など。薬剤としてもあるが、サプリメントとして販売もされている。

今後の研究としては、単一の治療薬として、また他の薬と組み合わせて使用できるかどうか、その場合のオメガ3の最適濃度はどのぐらいかを求めることで、ADHD症状の軽減になるような基礎的なメカニズムを調べることが必要である。

********

軽度ADHDや、副作用があってメチルフェニデートが飲めない子には、オメガ3サプリを使ってみてもいいかも。

オメガ3サプリで効果があるなら、中枢神経刺激薬を減量することができるかもしれない。

これといった副作用はないが、魚油みたいな風味なので、飲みにくいかも。
カプセルが大きいので、子どもには飲みにくいかも。
※ビーズぐらいの大きさのサプリもあるけど。
子どもへの適量がわからない。

そもそも、なんで効くのかが、作用機序も何もわからない。

メチルフェニデートを飲ませてみようかどうしようか、と迷うような場合に、オメガ3サプリを使ってみるのもいいのかも。
とりあえず、サプリなので、医師の処方に関係なく、自由に飲ませてもかまわない。

※メチルフェニデートは、コンサータという名前で市販されています。

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発達障害当事者・ご家族の皆さん、アンケート調査にご協力をお願いします。 [調査]


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私は、33年間企業に勤め、人事採用・社員教育などを担当していましたが、ちょうど1年半前に退職して、現在は大学院で障害科学を学んでいます。

会社で採用を担当しているときは、障害者の採用と雇用管理も担当していて、地元の職安主催の障害者合同面接会に度々参加していました。
男性ばかりが並んでいる他社のブースに比べ、私と後輩の女性が二人で居るブースは、話しやすいと思っていただけたのか、知的障害や発達障害、精神障害の求職者の皆さんが、たくさん来てくれて、いろいろお話をしてくれました。

しかし、当時の弊社では、設計や開発などの業務ばかりで、来てくれた皆さんに働いていただけるような職場が無く、もどかしい思いを続けておりました。

早めに会社を辞めたのは、なるべく早く、皆さんの力になれるような仕事をしたいという思いから。大学院で学ぼうと思ったのは、発達障害の方たちへの支援の仕事をするためには、よりたくさんのことを学びたいと思ったからでした。

大学院での研究テーマは、「医療福祉・教育機関等の相互連携の現状と課題」についてです。
発達障害のあるお子さんを持つ友人や、発達障害当事者の友人等からは、発達障害の疑いを持ったときに相談できる場所がなかなか分からなかった、診てもらおうと医療機関に電話したら予約は1年以上先と言われた、診断を貰うまでには何年もかかった、などというものでした。

大学院で論文の検索ができる権利を得て、そのような問題について研究した論文があるかどうかを調べてみましたが、医療機関や看護師・保健師を対象にした論文がわずかにみつかっただけで、当事者や保護者を対象にしたものはみつかりませんでした。

そこで、自分で調べてみたい、当事者や保護者の皆さんの切実な声を、きちんと文献に纏めたいという思いで、このような研究テーマに決めた次第です。
もし、たくさんの皆さんの声を形にすることができれば、もしかしたら、論文という形では初めてのものになるのかもしれません。

その様なわけで、このブログをご覧いただいている皆様にお願いなのですが、ぜひアンケート調査にご協力いただきたいのです。
対象は、発達障害のある当事者の方、発達障害のあるお子さんをお持ちの保護者の方で、診断・未診断を問いません。
※むしろ未診断の方のほうが、いろいろな思いがあるかもしれません。

アンケートはWeb上から回答できますが、このサイトは大学の倫理審査に通った信頼できるサイトです。
無記名で回答いただけ、論文作成の折も個人が特定されないように配慮いたします。

↓アンケートのサイトはこちらです。
https://questant.jp/q/HATTATSU01

そしてもし、お近くに発達障害当事者の方、保護者の方がおいでの場合は、上記URLを転送いただいて、アンケート調査に協力いただけるよう、お願いしていただけるとたいへん助かります。

アンケートの回収期間は、10月中までを目安にしています。
ぜひ、ご協力お願いします。
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